世田谷区三軒茶屋にある、猫が邪魔するワークスペース「SANCHACO」で、読みたいけど読めていない本を持ち寄って黙々と読書に耽りませんか?積読読書会を定期開催しております。
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サイエンスとプラグマティズムの間で
頭の中の整理用。気の赴くまま徒然に書いています。
地域活性化・地域おこしに必要な視点や、独自の強みを見出すための方法論についてまとめています。
「猫と働く、猫と暮らす」をコンセプトに建設した、SANCHACOのことについて主に語っています。 世田谷区三軒茶屋にある、保護猫の譲渡を進める賃貸住宅 / 猫が邪魔するワークスペース / 店舗利用できるレンタルスペースの複合施設SANCHACOでは、猫という存在をシェアしています。その可愛らしさや責任をコミュニティで共有していくことで、都市型ライフスタイルをもっと豊かにしていくことを目指しています。
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My lovely dogs and cats.
兵庫県知事選挙が投開票され、現職の斎藤元彦知事が不信任決議案からの出直し立候補で勝利し、県民から再任された形となりました。先のアメリカ大統領選挙では共和党トランプ前大統領が返り咲き、衆院選では国民民主党が躍進したように、世界的に見てもローカルでも政策的には右寄り・保守に映る候補者が相次いで当選しています。 一方で一人負けの様相を呈しているのが旧来の左派と呼ばれる陣営であり、兵庫県知事選挙の稲村和美候補や東京都知事選挙の蓮舫候補など、ある程度経験を積んだベテラン候補者を満を持
アメリカ大統領選挙が実施され、共和党候補のトランプ前大統領が勝利しました。「Make Amrica Great Again」という言葉を連呼し、インフレによる物価高騰や貧富の格差拡大に苦しむ中間層の投票を集めた格好です。 一方で敗れた民主党候補のハリス氏は、むしろ自滅していったという印象です。貧富の格差に対する不満が高まっているのにテイラー・スウィフトやレディー・ガガといったセレブが登場して支持を表明し、多くの国民たちが望む経済対策については具体策が乏しいといった形で、有権
10月より石破茂・第102代内閣総理大臣が誕生し、新たな政策をスタートさせています。私自身、初代地方創生担当大臣だった石破さんの下で地方創生シティマネージャーとして地方自治体の総合戦略策定に携わった経験があり、この10年の地方創生政策にまつわる栄枯盛衰を見てきました。 従来の延長線では厳しい地方創生政策石破首相が地方創生をライフワークとしてきて、またそれをアップデートすることに本気であることは、人事を見ていても確認できます。事務方トップである官房副長官・内閣人事局長に旧自治
ぼんやりとワールドビジネスサテライトを観ていたら、DNPが書店以外の業態が新たに書店ビジネスに参入するサポートを行なう事業をリリースしたというニュースがありました。映像では札幌・定山渓のホテルの休憩室を風呂屋書店としてリニューアルしたものが採り上げられ、宿泊客への体験価値向上とともに書店がなくなった温泉街に再び文化拠点を取り戻す取組みとして注目です。 書店としての場所を維持する限界いわゆる街の本屋さんと呼ばれる書店は、毎週どこかで閉店するような状況が続いており、2028年に
映画『ラストマイル』を観ました。塚原あゆ子監督、野木亜紀子脚本、新井順子プロデューサーという黄金タッグは、『アンナチュラル』『MIU404』とテレビドラマでヒットを飛ばしてきました。今回の映画は、巨大ECサイトの裏側の流通網が舞台であり、満島ひかりさん演じるエレナと岡田将生さん演じるコウという主人公に、『MIU404』『アンナチュラル』の登場人物たちが絡む“シェアードユニバース”作品として話題になっています。 あなたも私も加担している、ラストマイルの問題今回の映画のモデルと
タイトル・あらすじはコチラ↓ 『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』 「二本の木の棒が流れてくるわ。」 肥川のほとりで、雲国の皇女クシナダ姫は二本の木の棒が流れてくることに気が付いた。雲国に住む農民たちは箸を使う習慣はなく、クシナダ姫も海の向こうに住む異民族がこの箸というものを食事の際に使うのだと聞いたことがある。 「わしの妻になれ。」 そこに一人の男がやってきた。名をスサノオという。スサノオはクシナダ姫に対して結婚を迫ってくる。スサノオは一見して粗暴そうな男であるが、なぜか自
タイトル・あらすじはコチラ↓ 『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』 「八叉のオロチは火ノ川に住んでいる。」 コノハナサクヤ姫は子どもの頃から、言い伝えを聞いていた。火ノ川では度々洪水が発生しており、その度にオロチが来たと農民たちは怖れている。火ノ川では下流域に砂が蓄積し、砂洲や砂の自然堤が多く形成されている。そしてそれらは火ノ川の気まぐれで流路を変え、度々農民たちの暮らしを脅かしていたのだ。まさにオロチのように、その首がいくつも分かれてクネクネと土地を呑みこんでいく。 コノハ
タイトル・あらすじはコチラ↓ 『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』 「まるで馬の背のようね。」 千谷川の河口には、まるで砂漠のような洲が形成されている。そこには北風によって築かれた砂の山があり、地元の民は「馬の背」と呼んでいた。海に向かって断続的に砂丘が続いており、高くなった砂丘の頂上からは大山や隠岐まで見えた。低地には入海が広がって湿地帯となっており、渡り鳥や様々な生き物たちが羽を休めている。人々はそこで鳥を捕獲し、いつしかその地は鳥取と呼ばれるようになった。 千谷川はそ
タイトル・あらすじはコチラ↓ 『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』 「またオロチ様が出たのですか。」 ミヅハノメは農民たちとともに河岸を見て回っている。川は上流から大量の土砂を運び、それによって自身の流れを変えていく。大蛇のごとき暴れ方をするこの川では河岸の堤はすぐに崩れてしまうため、人々はこの川を「崩れ川」と呼んでいた。 ミヅハノメは過去四人の女性が志半ばで亡くなった記憶を持っている。自分自身もそうなるのではないかと考えており、とくにこのオロチという存在が猛威をふるっている
タイトル・あらすじはコチラ↓ 『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』 「このご縁が末永く幸せに続きますように」 ククリ姫は若い二人の新婚夫婦に声をかける。新婦とは幼い頃から恋話を続けてきた仲であり、相談に乗っては話しかけるきっかけ作りに協力していた。いつしかククリ姫の周囲には、恋に恋する乙女たちが集まるようになっていた。 ククリ姫には秘密がある。自身のなかにヌナカワ姫とアキ姫、セオリツ姫の記憶が残っており、それぞれ志半ばで若くして亡くなっていた。ククリ姫として生きる際に決意した
タイトル・あらすじはコチラ↓ 『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』 「次は鵜坂神社でお神楽を舞う準備をしなければなりません。」 セオリツ姫は、巫女として多久比禮志神社と鵜坂神社を忙しそうに行き来している。売比川を挟んで東西に位置する神社において、それぞれ神職を担っている。これまでも数多くの故人たちの口寄せをしてきたが、中でも鮮明に印象に残っているのは越国のヌナカワ姫と科野国のアキ姫だ。大陸から戦略物質としての鉄を手に入れ、それを農具として生かして土地改良を行なうという記憶は、セ
タイトル・あらすじはコチラ↓ 『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』 「またあの夢か。」 アキ姫は目を覚ますと、少し前まで見ていた夢を思い出していた。自分自身はヌナカワ姫として、糸魚川流域から越国を統治しているようだった。そのヌナカワ姫が遠征から帰還する際に大水に呑まれ、そこでいつも目が覚めるのだ。 アキ姫の住む川中島は科野国の北部に位置しており、科野川と犀川に挟まれている。辺りは湿地帯で水が停滞しており、臭く汚れた水が溜まっている。蛇行する川は毎年のようにその流路を変え、その
タイトル・あらすじはコチラ↓ 『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』 「もう雪倉岳の雪形が見えると申すか。」 従者からの言葉にヌナカワ姫は玉座から思わず立ち上がってしまう。その胸には巨大な翡翠の首飾りをかけている。再び玉座に腰を下ろすと、翡翠の首飾りは大きく弾んだ。 年々、雪形=山頂付近に雪解け時に現れる紋様 の出現が早まっているように感じる。ヌナカワ姫が子どもの頃は、年が明けてから満月が五度来てようやく雪形が見られたものだった。ヌナカワ姫の治める越国では、この山々の雪形が見え
プロローグ まるで、大蛇が獲物を呑みこむような光景だった。 堤からあふれ出した泥水は集落に達して、家々を押し流していく。人々の暮らしが自然の大きな力によって無慈悲に破壊されていく様子を、クシナダ姫は無力感に苛まれながら眺めていた。 あらすじ 第一話:糸魚川の翡翠と鉄の女王 第二話:信濃川を望む墳丘の墓標 第三話:神通川の流れを包む 第四話:手取川を取り巻く河畔の森 第五話:九頭竜川の暴れオロチ 第六話:千代川の砂を生むもの 第七話:日野川と国引き 第八話:
地方創生⇒デジタル田園都市構想と、看板が完全にかけ代わってしまった感のある昨今、地方ではバス路線が減少し宿泊施設が軒並みコロナ後の需要増に耐え切れず、飲食店は原材料高騰によって閉店が相次いでいます。もはや人材という最大の希少資源が失われている状況では、地方の存続すら危ぶまれていると言えます。 私自身もかつて限界集落と呼ばれる地域で活動したことがありますが、十数年経ってかなり様相が変わってきていると感じます。つまり、生き残る地域と衰退して消滅に向かう地域の二極化が進み、残酷な
いよいよプロ野球はセパ交流戦に突入します。例年、悲喜こもごもな展開が起こる中で、我らが阪神タイガースはいかに戦うのでしょうか。セ・リーグではかろうじて首位を守ったものの、打線は低調でリリーフ陣を中心に疲れが見え始めている、何ともテンションが上がりづらい状況です。 一方で昨年の日本一チームということもあり、パ・リーグ各球団も警戒してエース級をぶつけてくるのではないかとも予想できます。いったいどのようなマッチアップになるのかを予測しつつ、阪神タイガースがどれくらいの勝ち星を獲れ