猫の地域経済研究所(ネコノミーラボ)

サステナブルな地域づくりの専門家。学術的なアプローチと実践的なノウハウを組み合わせて地域イノベーションを創出し、全国各地での事業の0→1づくりを進めている。行政トップの右腕、大学教員と産官学を歴任。お問合せ⇒https://note.com/taishibrian/message

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世田谷区三軒茶屋にできる、猫を助ける賃貸「SANCHACO」を活用するためのコミュニティです。SANCHACOは保護猫の譲渡を条件とした賃貸住宅と、保護猫たちが常駐する共用スペース、カフェやスナックとして使えるレンタルスペースの居職住複合型施設です。猫にまつわる面白いこと、募集!

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信用と信頼の違い、手っ取り早い関係性をつくり直す

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。新しい年の抱負なんかは掲げなくなって久しいのですが、2022年はもっと更新していこうと考えています。 ラーメン屋で感じた、信用の重要性 年末に馴染みのラーメン屋さんに行ったときに、財布を忘れてしまったことに気づきました。何度も通っているので顔なじみになっており、店主は次来たときに払ってくれれば良いよ〜と言ってくれました。(その時はスマホを持っていたので、隣のコンビニATMでお金をおろして事なきを得ました。)

    • 環境問題の敵は、資本主義ではなく陰謀論

      環境問題は人類共通の取り組むべき分野として、関心が広がってきています。とくに若年層においては、購買行動や職業選択においてもいかに環境に配慮しているかが企業を評価する基準となってきています。しかし、実は多くの取組みがファッション的、良いことをしている風になっているのも事実であり、グリーンウォッシュにならない取組みが求められます。 近年、スーパーのレジ袋が有料になったり、コンビニのスプーンが木製になるといった取組みが広がりつつあります。これらは否定されることではありませんが、ア

      • なぜ海外ではSDGsが流行っていないのか

        日本国内においては、SDGsという言葉は学校の教科書に載るほど浸透していきているのではないでしょうか。一方で海外に行くと、SDGsなる言葉は聞かないといった声もあります。果たしてSDGsという国際的な枠組みは、実は日本でしか通用しないガラパゴスなものなのでしょうか? SDGsが出てきた経緯そもそもSDGsは、2015年国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に基づく、17のゴール・169のターゲットから構成された内容となっています。これは、200

        • 「40歳は惑う」人生100年時代の折り返し地点

          積丹半島で開催された対談に参加しました。題して『積丹で感じる余白力』というテーマで、旅のサブスク「HafH」共同創業者の大瀬良亮さんと、この春から積丹の拠点「岬の湯しゃこたん」運営を始めたSHAKOTANGO代表の五十嵐慎一郎さんのお話を伺いました。 「余白力」とは何か聞きなれないキーワードが出てきました。主に旅の観点からの「余白力」は大瀬良亮さんがnoteにくわしく書いているので、そちらをご参照ください。 個人的には昨年、この道東で開催された「#つながる余白をつくる旅

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          ゴールデンカムイの財宝が箱館に隠された理由

          北海道は函館に来ています。先日、大団円を迎え完結した漫画『ゴールデンカムイ』の終着地であり、五稜郭に金塊が隠されているという設定でした。新選組副長だった土方歳三が生き残って網走監獄から脱走した、というストーリーから、この箱館戦争の舞台である五稜郭が選ばれました。 道南十二館の1つだった箱館道南地方には、本州の和人と北海道のアイヌ民族の交易拠点として12の湊がありました。箱館にも函館山付近に宇須岸館、函館空港付近に志濃里館が築かれました。擦文時代(7-13世紀頃)には青苗文化

          「起業家精神」を養うために必要な教育とは

          政府は「新しい資本主義」実現のための政策の一環として、5ヵ年計画でのスタートアップ育成を目指しています。文部科学省では、小中学校での起業家精神育成プログラムを実施する等の予算化を検討しており、早い段階からの起業人材育成を後押しする考えです。 起業家教育では大人の自慢話をさせない大学教育に携わった経験から危惧しているのは、これら起業人材育成プログラムに起業経験者を呼んできて、自己満足的な自慢話を事例紹介と称して開陳することにはまったく意味がないどころか、害を及ぼすケースがある

          東京都が太陽光パネルを義務化すると、東京の人口減少が加速する

          東京都は小池都知事肝いりの政策として、東京都内の新築物件に対して太陽光発電の設置を義務化する条例を来年度以降にも制度化する見込みです。この設置義務は建築主ではなく施工業者に課されるもので、年間の着工数のうち85%に設置しなければならない厳しいものです。 太陽光パネルの技術革新は進むのかこの設置義務化によって太陽光パネルの需要が増えれば、製造コストが安くなり発電効率が上がるといった、プロダクト・イノベーションが進むものと期待できます。一方で折からの半導体不足によって供給が滞り

          山を使い倒す、新しい林業の形

          キャンプブームが始まって久しく、中には山を購入して自分専用のキャンプ場にする動きも見られるようになりました。森林レンタルやサブスクリプションによるキャンプ利用といった多様な事業モデルも登場しており、この森林のソフト利用としての価値向上が図られています。 山は誰のものか一方で気になるのは、一時的なブームによって山にやってきた都市住民が、ゴミや騒音によって地域に迷惑をかけるかもしれない短期的な問題と、不在地主から山林を購入した人が果たして間伐や獣害対策等の土地管理を行ないつつ長

          EVが普及すれば電力不足は解消される

          3月16日に東北地方を中心に発生した地震の影響で、昨日(3月22日)は東京電力・東北電力管内において初の「電力需給逼迫警報」が出されました。福島県沿岸部の火力発電所が被害を受けて休止していたこと、季節外れの低温によって暖房需要が急増したこと、曇天によりほとんど太陽光発電ができなかったことなど、複合的な要因が重なって綱渡りの状況となりました。 「電力が足りないのにEV普及できるか」という誤解 この状況下において、SNSなどでは「今後EVが普及したら、電気がもっと足りなくなる

          [新社会人向け]こんな言葉を話すおっさんには近づくな!

          いよいよ春ですね。新社会人になる皆さまも、すでに働かれている方々にとっても、ちょっとした変化が生まれるタイミングなのではないでしょうか。そういった際に、上司や同僚にこんな言葉を話す人がいたら注意が必要というリストをご用意しましたので、ご査収ください(←これもヤバイ)。 「俺の若い頃は」「今は変化の時代だ」「新人・若手はホウレンソウが大事」「要点を一言でまとめて」「石の上にも三年」おっさんよ、モダンエルダーを目指せおっさんにとっては、なかなか生きづらい社会になってきましたね。

          猫の日に、時間について考えた

          本日、2022年2月22日は2(ニャー)が並ぶスーパー猫の日だそうです。猫がニャーと鳴くのは日本だけで、海外ではMeowだったりMiouだったり、マ行が中心みたいですから、恐らくは盛り上がっているのは日本だけです。 猫の時間、人間の時間 よく、人間に比べて短い犬の一生になぞらえて、「Dog Year」という言葉が使われます。IT産業の移り変わりが激しいことを指していますが、猫の一生も犬と同様に短いものでした。一昔前は10歳以上生きる猫は稀であり、古来は年老いた猫は猫又とい

          「新しい資本主義」は、50歳以上の言うことを聞くな

          昨年末に参加したイベントで、印象に残っているフレーズがあります。「50歳以上の言うことは聞くな」ということです。 岸田内閣「新しい資本主義」を巡る意見 50歳以上の意見を聞いたらダメだな~と思ったのは、岸田内閣が打ち出した「新しい資本主義」に関する議論です。多くの壮年層が訳知り顔で、「岸田総理は経済オンチだ」「新しい社会主義じゃないか」といった反対意見を開陳していました。株価が落ちたのも岸田内閣のせいだと言わんばかりに、グローバルな資本主義の変化に抗う姿勢が見て取れます。

          そうか、バトンを渡されたのだ。/人口戦略法案

          年初の一冊はこれ、『人口戦略法案』。著者は山崎史郎氏、厚労省で介護保険制度の立上げを担い、地方創生初代総括官(地方創生政策の事務方トップ)として就任された際には個人的にもお世話になりました。 北海道の小さな炭鉱の町での経験 この本に登場する北海道町村会の北町長のモデルは、私が赴任した奈井江町の北良治前町長です。残念ながら昨年10月に亡くなっています。介護保険の地域側の受け皿として、全国に先駆けて近隣市町と広域連合を組んで事務事業を一元効率化するといった先進性を傍らで学ばせ

          東急ハンズをカインズが呑む、「都心の郊外化」

          年の瀬に大きなニュースが飛び込んできました。東急ハンズをカインズが買収するということで、既存店舗はどうなるのか、"東急"ハンズという名前自体どうなるのかといった話題が出てきています。 都心の百貨店は郊外型ブランドの草刈場 少し前には大塚家具がヤマダ電機に買収されるなど、都市圏郊外が出発点だった小売チェーンが都心に進出するケースが目立ってきています。とくに外食産業では、スシローやくら寿司といったロードサイド型の回転寿司チェーンが都心のビル・テナントに業態を変えて進出してきて

          海外から逆輸入される水俣病

          映画『MINAMATA』を観ました。水俣市は一昨年に訪問しており、日本初の環境モデル都市としての取組みに感銘を受けるとともにその凄惨な歴史に息を呑みました。 水俣病は教科書にも載っており、必ず学ぶ公害の代表例として知られています。そのくわしい状況については、是非とも現地に足を運んでいただきたいと思います。それとともに我々が現在進行系で胸に手を当てて考えなければいけないのは、風評被害についてです。 水俣病から東日本大震災、コロナ禍へ実際、水俣病は接触や空気感染するリスクはな

          なぜ女性不在の政治が続くのか?『女性のいない民主主義』

          自民党総裁選とその後に続く衆院選で政治は一色となっています。選挙とは競争であり、権力を得るためには闘争して勝たなければなりません。このフォーマット自体が実は男性的であり、女性が参画するにはハードルが高いです。 女性に露骨にマウンティングする高齢政治家「マンスプレイニング」という言葉があります。女性は無知で無能な存在なので説教しなければならないと勘違いしているおっさんのことです。同様に「マンタラプション」という女性の発言をさえぎりまくるおっさんもいます。いずれにしても、高齢政