サイエンスとプラグマティズムの間で

実験家・プラグマティスト。思考実験や社会実験を繰り返しながら、実用に向けた試行錯誤を実際の体験として積み重ねることが好きです。呟きは主にThreadsで @taishibrian お問合せ⇒https://note.com/taishibrian/message

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    • 固定された記事

    斐伊川に流るるクシナダ姫の涙

    プロローグ まるで、大蛇が獲物を呑みこむような光景だった。 堤からあふれ出した泥水は集落に達して、家々を押し流していく。人々の暮らしが自然の大きな力によって無慈悲に破壊されていく様子を、クシナダ姫は無力感に苛まれながら眺めていた。 あらすじ 第一話:糸魚川の翡翠と鉄の女王 第二話:信濃川を望む墳丘の墓標 第三話:神通川の流れを包む 第四話:手取川を取り巻く河畔の森 第五話:九頭竜川の暴れオロチ 第六話:千代川の砂を生むもの 第七話:日野川と国引き 第八話:

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    • シェア型書店でちゃんと稼ぐ方法を考えてみた

      2024年4月より、神保町にあるシェア型書店「ほんまる」の棚主として活動しています。およそ10ヶ月ほど運用してきて、勝ちパターンというかちゃんと売上げを維持しながら棚主としてのコスト(=賃料)を賄っていく方法について、ある程度知見がまとまったのでこれもシェアします。 前提条件ほんまる棚主費用:9,350円/月(Sプラン) 書籍販売利益率:15%(ほんまる販売手数料5%を差し引く) 2024年12月には大幅な売上げ増加を達成しました。このデータ解析をされているページの上から

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      シェア型書店でちゃんと稼ぐ方法を考えてみた

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      • いまの日本に足りないのは、“文化”かもしれない。

        あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。長らく自由業な立場なおかげで、年末年始だからどうこうすることも久しくありません。むしろ12月上旬に早めの休みを取って台湾に遠征し、忘年会の代わりに豪華なランチを食べるといった形で少しずつズラすことを心がけました。 いわゆる賃金労働から離れて久しいのですが、50代を前にセミリタイア的な暮らしをしていると世の中の当たり前と呼ばれる部分に疑問を抱くことが増えます。そしてそれらはコロナ禍を経て、実は必要ではなかったと言

        いまの日本に足りないのは、“文化”かもしれない。

        • なぜリベラルは負け続けるのか?

          兵庫県知事選挙が投開票され、現職の斎藤元彦知事が不信任決議案からの出直し立候補で勝利し、県民から再任された形となりました。先のアメリカ大統領選挙では共和党トランプ前大統領が返り咲き、衆院選では国民民主党が躍進したように、世界的に見てもローカルでも政策的には右寄り・保守に映る候補者が相次いで当選しています。 一方で一人負けの様相を呈しているのが旧来の左派と呼ばれる陣営であり、兵庫県知事選挙の稲村和美候補や東京都知事選挙の蓮舫候補など、ある程度経験を積んだベテラン候補者を満を持

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          • 古き良きアメリカ≒プラグマティズムの終焉

            アメリカ大統領選挙が実施され、共和党候補のトランプ前大統領が勝利しました。「Make Amrica Great Again」という言葉を連呼し、インフレによる物価高騰や貧富の格差拡大に苦しむ中間層の投票を集めた格好です。 一方で敗れた民主党候補のハリス氏は、むしろ自滅していったという印象です。貧富の格差に対する不満が高まっているのにテイラー・スウィフトやレディー・ガガといったセレブが登場して支持を表明し、多くの国民たちが望む経済対策については具体策が乏しいといった形で、有権

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            • 『地方創生2.0』とは何か

              10月より石破茂・第102代内閣総理大臣が誕生し、新たな政策をスタートさせています。私自身、初代地方創生担当大臣だった石破さんの下で地方創生シティマネージャーとして地方自治体の総合戦略策定に携わった経験があり、この10年の地方創生政策にまつわる栄枯盛衰を見てきました。 従来の延長線では厳しい地方創生政策石破首相が地方創生をライフワークとしてきて、またそれをアップデートすることに本気であることは、人事を見ていても確認できます。事務方トップである官房副長官・内閣人事局長に旧自治

              • 新しい書店ビジネスのかたち

                ぼんやりとワールドビジネスサテライトを観ていたら、DNPが書店以外の業態が新たに書店ビジネスに参入するサポートを行なう事業をリリースしたというニュースがありました。映像では札幌・定山渓のホテルの休憩室を風呂屋書店としてリニューアルしたものが採り上げられ、宿泊客への体験価値向上とともに書店がなくなった温泉街に再び文化拠点を取り戻す取組みとして注目です。 書店としての場所を維持する限界いわゆる街の本屋さんと呼ばれる書店は、毎週どこかで閉店するような状況が続いており、2028年に