サイエンスとプラグマティズムの間で

実験家・プラグマティスト。思考実験や社会実験を繰り返しながら、実用に向けた試行錯誤を実際の体験として積み重ねることが好きです。呟きは主にThreadsで @taishibrian お問合せ⇒https://note.com/taishibrian/message

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『逃げ恥』の続編は必ずある

農家にとって規格外野菜利用が迷惑な理由

コミュニケーションコストが低い世界

4つの海外拠点を持つ北海道の小さな町

「習慣」は移動を経て「文化」となる

ゴジラと『太陽の蓋』の“虚構vs現実”

『逃げ恥』の続編は必ずある

最終話の視聴率20%超えと、右肩上がりの大人気となったドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』、多くのファンが“逃げ恥ロス”となっているのではないでしょうか。森山みくり役のガッキーこと新垣結衣さんのキュートさと、津崎平匡役の星野源さんの多才さが組み合わさって、非常に魅力的な作品となりました。 早速この『逃げ恥』の続編が取り沙汰されています。ファンとしては期待してしまいますし、テレビ局としてもこれだけ視聴率を獲得したドラマの続編は当然検討するでしょう。もちろん、主要キャストのスケジュ

農家にとって規格外野菜利用が迷惑な理由

都市部でワークショップしたりすると出てくるアイディアに、農家から規格外野菜を仕入れて商品化しようというものがあります。もちろん経済的価値の低い、もったいない農作物を大事にしようという精神は素晴らしいのですが、この都市住民の善意は得てして農家にとっては迷惑だったりします。 農家にとってのコストとは何かこのアイディアを農家にぶつけたら、ほとんどは「必要ない」と答えるか、ごく稀に「勝手に収穫していってくれるなら良い」と言われるでしょう。農家にとっては、作付けの段階である程度は規格

コミュニケーションコストが低い世界

あまり自分自身が偉そうなことを言える人間ではないのですが、、それこそ昭和の頃は約束は絶対で、待ち合わせに遅刻しようものだったら絶対に会えないくらいの緊張感を持って連絡していたはずです。(画像は『君の名は。』に出てくる階段) 携帯電話が出てきて、あまり待ち合わせ場所や時間をハッキリ決めなくても、当日流動的に約束しとけば良いや、くらいになってきました。とはいえちゃんとスケジューラーには入れて、そこの時間を押さえておくくらいはしますよね。 SNS時代のメッセージの軽さ近年はFa

4つの海外拠点を持つ北海道の小さな町

北海道東川町に視察に行きました。「写真の町」として30年以上、高校生向けの写真甲子園を開催し、北海道内では珍しく人口増加している町です。廃校を活用した文化施設や小学校を新築してスポーツ教育の施設を併設した校舎、モンベルのショップを誘致した道の駅など、様々な取組みの一端を見せてもらいました。すべて交流することに重点を置いており、それが移住者増に繋がっているという考え方です。 広々とした芝生が印象的な新しい小学校舎。地域のランドマーク 廃校を活用した文化施設には、地元産の家具

「習慣」は移動を経て「文化」となる

ある地域において習慣的に食べられていたものが、都市や別の地域に移動することで1つの食文化として認められることがあります。有名なところで言えば、北海道の道南地域で食べられていた「いかめし」です。戦中戦後の食糧難の時代に、北海道で豊富に獲れたイカを調理容器兼用で中にもち米を詰めて食料としたのが始まりだそうです。 同様に碓氷峠越えのお伴だった「釜飯」も有名ですね。現在では新幹線が開通して数分で通過してしまいますが、昔は横川~軽井沢間の峠越えは汽車の付け替えが必要で、駅弁が良く売れ

ゴジラと『太陽の蓋』の“虚構vs現実”

映画『シン・ゴジラ』は今年最大のヒット作になりましたね。ここでも何度も紹介していますのでもはや語り尽した感もありますが、今回は別の映画を紹介したいと思います。『太陽の蓋』は、東日本大震災における福島第一原発事故をテーマにして、内閣官房副長官の福山哲郎さんや内閣官房長官の枝野幸男さんが不眠不休で対応する様子が描かれています。これから秋にかけて、全国で上映開始されるようなので、『シン・ゴジラ』をご覧になった方は是非ともこの作品もご覧になってください。 まさにシン・ゴジラのキャス