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農家にとって規格外野菜利用が迷惑な理由

都市部でワークショップしたりすると出てくるアイディアに、農家から規格外野菜を仕入れて商品化しようというものがあります。もちろん経済的価値の低い、もったいない農作物を大事にしようという精神は素晴らしいのですが、この都市住民の善意は得てして農家にとっては迷惑だったりします。

農家にとってのコストとは何か

このアイディアを農家にぶつけたら、ほとんどは「必要ない」と答えるか、ごく稀に「勝手に収穫していってくれるなら良い」と言われるでしょう。農家にとっては、作付けの段階である程度は規格外の農作物が出ることを想定して3割程度くらい多めに栽培しています。そこから流通に良いものを出しているわけですから、規格外という水準に達しない農作物を流通させることは自己の信用を貶めることに繋がります。

また、規格外とはいえ収穫には人手が必要となります。都市住民の無邪気なアイディアのために、ただでさえ忙しいのに収穫してくれる農家はさほど多くないでしょう。それではボランティアで手伝いに行けば良いのかといえば、自らの職場である田畑に第三者を入れることは基本的には好みませんから、ありがた迷惑になる可能性が高いです。

もちろん、このような取組みをきっかけにして、農業など地域の問題に目を向けてくれる人たちが増えれば良いと思います。適切な調整ができるコーディネーターが地域に居て、事前知識などをレクチャーした上で地域に足を運ぶ人が増えることは歓迎されるでしょう。

そのような背景の下、茨城県筑西市で「地域活性化ビジネスインターン」という取組みを始めました。主に大学生に収穫・栽培から流通・販売まで一連の流れを体験してもらうことで、より地に足の着いた経験をしてもらうプログラムです。

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わん!
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1977年シアトル生まれ。地域イノベーション企業家。林業合コン、棚田deセグウェイ等の過疎地ビジネスを経て、行政トップの右腕、大学教員と産官学を経験。犬猫が地域に生き残る寛容な社会を目指すネコウヨです。

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日本や世界をフラフラと旅して、日本から世界へと発信するローカルイノベーションを研究しています。

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