サイエンスとプラグマティズムの間で

実験家・プラグマティスト。思考実験や社会実験を繰り返しながら、実用に向けた試行錯誤を実際の体験として積み重ねることが好きです。呟きは主にThreadsで @taishibrian お問合せ⇒https://note.com/taishibrian/message

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記事一覧

イノベーション人材はどこにいる?

東京から地方経済を立て直す方法

帰省する田舎のないロスジェネ世代

中国産割り箸には防カビ剤が使われている

硫黄島の捕虜暗号兵・サカイタイゾー

震災から10年経つということ

震災、といっても中越地震のことです。その存在を忘れていませんでしたか?中越地震のあった旧山古志村や小千谷市を訪問し、その10年後の姿を見てきました。 新潟県中越地震は2004年10月23日17:56に発生し、マグニチュード6.8、最大震度7を計測しました。死者68名、重軽傷者5,000名弱、住宅の全半壊約17,000棟となっています。阪神淡路大震災に比べて規模が大きかったのですが、過疎地域であったことと豪雪地帯のために建物が頑丈に造られていたということもあり、比較的被害が少

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イノベーション人材はどこにいる?

「イノベーション」という言葉が流行し、様々な企業や組織がイノベーションを興すような人材を探しています。とはいえそんな都合よくイノベーション人材が存在するはずでもなく、多くの場合は既存の社員やメンバーの中でイノベーションを興していくような仕組みやモチベーションを高める必要があります。 イノベーションは人と人の間にあるこんなBlogエントリを読んで、なるほどと思いました。 イノベーション人材とは「キンキンに尖った一匹狼人材」ではない!:アイデアが袋叩きにあっていませんか?

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東京から地方経済を立て直す方法

前回の投稿に引き続き、田舎が存在しない東京出身者として、東京を中心とした相対的視点で地域再生を考えてみます。 私は地域おこし協力隊という制度の経験者で、2011年から2年間の任期で岡山県美作市において活動していました。地域おこし協力隊とは、都市住民が過疎地域に移住して地域活性化やまちづくりに従事する制度で、当時は制度が始まってから2年目に当り、全体の隊員数も200名程度でした。そこからテレビドラマになったり書籍が出版されたり、徐々に認知度が上がっていき、今では1,000人を

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帰省する田舎のないロスジェネ世代

私は両親ともに東京出身で、両方の祖父母も東京在住だったので、この時期に帰省するという概念がありません。子どもの頃は夏休みに田舎に行って、こんがり黒くなった同級生を羨ましく思ったりしたものです。そんな都下の新興住宅地で育ち、受験や進学によって同質化していった結果、田舎のない境遇の同世代は周囲にも結構います。 そんな田舎ロスな人たちは、やがてロスジェネ世代と呼ばれるようになりました。コンプレックスから地域に興味を持ったり、実際に移住して農的暮らしなんてものも試してみました。いき

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中国産割り箸には防カビ剤が使われている

本日8月4日は「箸の日」ということで、山王様=日枝神社で行なわれた箸の感謝祭に参列してまいりました。日本で消費されている割り箸は約200億膳、国民1人辺り2日に1膳の割合で消費している計算となりますね。 一方でその大半は主に中国からの輸入に頼っており、その中国でも近年は国内での木材伐採が厳しくなっているために、ロシアで違法伐採された木材が入ってきているとも言われています。いずれにしろ、日本における箸の自給率はほぼ0%であり、そのことで海外の自然環境を脅かしているわけです。

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硫黄島の捕虜暗号兵・サカイタイゾー

「事実は小説よりも奇なり」―この本を一言で評するならば、このような在り来たりの言葉になるでしょう。生還率5%の戦場・硫黄島であの栗林中将の通信暗号兵を務め、アメリカ軍の捕虜となったサカイタイゾー氏が米兵に託した2枚の写真から、様々な真実が明らかになっていきます。その流れはまるでミステリー作品のようであり、今からたった70年前に起こった地獄のような戦場における人間の葛藤と生きることの欲求が垣間見えます。 写真の裏の真実 硫黄島の暗号兵サカイタイゾーの選択 硫黄島では日本兵2