サイエンスとプラグマティズムの間で

実験家・プラグマティスト。思考実験や社会実験を繰り返しながら、実用に向けた試行錯誤を実際の体験として積み重ねることが好きです。呟きは主にThreadsで @taishibrian お問合せ⇒https://note.com/taishibrian/message

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天皇制はいかに存続してきたか

上野千鶴子さんの祝辞が響かなかった

たま駅長の奇跡・わかやま電鉄再生の道

令和時代に、何を為すべきか

天皇制はいかに存続してきたか

天皇制の捉え方は様々ですが、日本人にとってはあって当然の存在であり、国家の象徴として位置づけられています。神武天皇以来2700年続く、世界最古の皇統であるという主張についても、歴史的裏付けを以って遡ることが可能という観点では世界的に見ても価値があるものでしょう。 そもそもは国作りの王様だった天皇家は、自ら武力を発揮して大和朝廷を打ち立て、力を以って自らの権力構造を形成したはずです。しかしやがて、唄を詠んだり文化活動に勤しむ象徴的な存在に変質していったのはなぜでしょうか。

上野千鶴子さんの祝辞が響かなかった

Web上で色んな人がシェアしていたので、上野千鶴子さんが東大入学式で述べた祝辞を読んでみました。多くの人は素晴らしい!と賛辞を送っていましたが、個人的には読んでみてもあまりピンと来ませんでした。 Diversity(多様性)とInclusion(包摂)21世紀において、SDGsの取組みが重視されるようになってきており、その本質がDiversityとInclusionであることには疑いの余地はありません。そして、ベストセラーとなった『ファクトフルネス』に示されているように、こ

たま駅長の奇跡・わかやま電鉄再生の道

日本でもっとも有名な猫と言えば、わかやま電鉄貴志駅のたま駅長ではないでしょうか。2015年に死去するまで数々の伝説をつくり、現在でも名誉永久駅長としてわかやま電鉄貴志川線を訪れる観光客に在りし日の姿を提供し続けています。 地方鉄道を巡る厳しい状況地方鉄道は軒並み厳しい状況にあります。人口減少とクルマ社会化によって、鉄道を利用するのは中高生の通学か免許を返納した高齢者かといった形で、利用者数が落ち込んでいるところが大多数です。もはや生活路線としての地方鉄道は成り立たなくなって

令和時代に、何を為すべきか

5月から施行される新元号が「令和」になると公表されました。個人的に予想していた“R”の子音で、概ね想定していたものになりました(予想は外れる前提で書いていました)。 令和時代は、30年に満たない2019年が令和元年となるわけですが、ご即位される皇太子殿下は59歳ということで、来年には還暦です。そうすると、30年後の90歳まで在位されることは想定しづらく、平成と同様に譲位されるケースもあるかもしれません。 そして、1933年生まれの今上天皇は86歳になられるわけですから、早