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令和時代に、何を為すべきか

5月から施行される新元号が「令和」になると公表されました。個人的に予想していた“R”の子音で、概ね想定していたものになりました(予想は外れる前提で書いていました)。

令和時代は、30年に満たない

2019年が令和元年となるわけですが、ご即位される皇太子殿下は59歳ということで、来年には還暦です。そうすると、30年後の90歳まで在位されることは想定しづらく、平成と同様に譲位されるケースもあるかもしれません。

そして、1933年生まれの今上天皇は86歳になられるわけですから、早いタイミングでの崩御ということも想定しておかなければなりません。何やら不穏なことばかり書いておりますが、今回のご譲位については天皇家の相続対策という認識で、社会の混乱を避けるためにご判断されたと考えられるので、国民はその前提で対応すべきでしょう。

令和2年=五輪、その後は

実際のところ、社会を取り巻く現状は決して明るいものではありません。2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催される予定ですが、すでに多くの地方においては人口減少が進んでおり、首都圏においても2025年以降には後期高齢者が急増する現実が待ち構えています。

2020年代に団塊世代が後期高齢者となり、2040年代には団塊ジュニア世代が高齢者となります。その後の世代は急激に減っていくわけですから、この生産年齢人口の減少にどのように対応するかに、令和時代は追われることになりそうです。

令和の間に解決すべき課題

先に天皇家の相続対策と書きましたが、令和天皇の次の後嗣については解決しているわけではありません。令和天皇の直系である敬宮愛子内親王は女性なので皇位継承権がないとされますが、秋篠宮悠仁親王が後嗣に入られるということについては十分な議論が尽くされていないようにも感じます。

今回のご譲位について皇室典範の改正が為されたわけですから、プロセスとしては女性天皇を認めるような皇室典範の改正も理論上は可能となります。働き方改革、女性活躍といった世の中の流れを受けて、愛子内親王が後嗣に入られるということが選択肢としてあっても良いのではないでしょうか。

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