サイエンスとプラグマティズムの間で

実験家・プラグマティスト。思考実験や社会実験を繰り返しながら、実用に向けた試行錯誤を実際の体験として積み重ねることが好きです。呟きは主にThreadsで @taishibrian お問合せ⇒https://note.com/taishibrian/message

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コミュニティに期待する人々(後編)

コミュニティに期待する人々(前編)

伝統工芸の守り方

国指定伝統工芸品・伊賀くみひもの中興の祖である廣澤徳三郎さんの孫に当る、廣澤浩一さんにお話を伺いました。伊賀上野観光協会の会長も兼務し、忍者や松尾芭蕉といった観光コンテンツ開発にも尽力されています。 組紐とは組紐は、もともとは武具や生活雑貨の強度を増し滑りにくくするといった、生活ニーズから生まれた民俗的な工芸品です。日本のみならず世界においても、糸を縁って組紐を編み、それらを様々な用途に使うことが伝統的に行なわれてきました。 その後、江戸時代には武具を装飾するために派手な

コミュニティに期待する人々(後編)

前編はコチラ 富山県は北陸にある、雪深い保守王国です。冬場はあまり太陽が顔を出さず、どちらかと言えば地味なイメージのある地域ですが、この富山県のコミュニティに注目が集まっています。大きな戸建て住宅に多世代で同居し、高い共働き率と女性が生涯働ける正社員としての雇用、そして教育投資を惜しまない子育てのしやすさなどによって、富山県を含む北陸地方の幸福度が高いことは、数々の調査で明らかになってきています。 『おおかみこどもの雨と雪』に見る富山の暮らし富山県は映画『おおかみこどもの

コミュニティに期待する人々(前編)

近年、様々な分野においてコミュニティの価値が見直されてきています。ITが発達した昨今においてはソーシャルメディアなどを通じたオンラインコミュニティが喧伝され、また地方創生分野では地域コミュニティこそが公共の担い手となるべきといった論が聞かれます。 コミュニティとは何か?そもそもコミュニティとは何なのでしょうか?古くは地縁・血縁といった関係性で地域土着のものであったり、封建制や宗教による繋がりが形成されていったことは歴史で習うものです。それらのコミュニティを学術的に論じて「ソ