野良猫の地域おこし研究

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地域活性化を目指さない

noteでバズっている記事を読みました。この書き手はあるワークショップに参加した際に、スタッフといざこざがあってその顛末を書かれているようですが、それらのタイトルに「地域活性」「地方創生」というような言葉が入ると、主語が大きくなって様々な場所で行なわれているようなイベント・ワークショ…

地域おこしの極意とは何か?

立場的によく聞かれる言葉です。多くは過疎高齢化に悩んでいる地域住民であり、もう一方は地域おこしのような分野に関心のある若者だったり。果たして、この需要と供給のマッチングを上手くやれば地域課題は解決するのでしょうか? 行政主導の地域おこしが上手くいかない理由 答えは【NO】です。そう…

まだ終わっていない公害・水俣病

科学技術が発展するトレードオフとして、取り沙汰されるのが環境汚染です。とくに公害と呼ばれる、高度成長期の日本における負の歴史は全国各地に現在も大きな傷跡を残しています。今回、水俣病で有名となった熊本県水俣市を訪問してきました。 企業都市・水俣の形成 水俣市は熊本県南部、鹿児島県と…

たま駅長の奇跡・わかやま電鉄再生の道

日本でもっとも有名な猫と言えば、わかやま電鉄貴志駅のたま駅長ではないでしょうか。2015年に死去するまで数々の伝説をつくり、現在でも名誉永久駅長としてわかやま電鉄貴志川線を訪れる観光客に在りし日の姿を提供し続けています。 地方鉄道を巡る厳しい状況 地方鉄道は軒並み厳しい状況にあります…

若者が地域に活路を見出す問題

「なぜ、若者は地域に行くのか。」というエントリーを読みました。 20代の大学生らしい、瑞々しい行動力と実践から学んでいく姿勢に、頼もしさと希望を感じました。かつての自分を見ているようだと述べるのは上から目線かつ批評的ですが、敢えてこのエントリーにツッコミを入れながら現在の地域おこし…

大学で地域づくりを教える難しさ

昨年より、三重大学においてフィールドワーク等を通じて学生たちに地域づくりを指導しています。三重大学を含む地方国公立大学は、G型L型の議論を通じてL型志向つまり地域貢献を強める方針を明らかにしております。 地域貢献大学を目指す 地方国公立大学は、医学部、農学部、工学部などの理系と、教…

多様性の失われる街

乙武さんのエントリーを読んで、日本全国の街に多様性が失われている現実に改めて気づきました。だいたいどこの街も、路面店舗や個人商店は閉店に追い込まれ、大型商業施設やチェーン店による無個性な街並みが広がっています。 日本全国、ユニクロやニトリ、イオン、マクドナルドといったナショナルブ…

地方創生の次に来るもの

長年、地域おこし・地方創生分野に関わってきて、潮目が変わったことを感じます。政治的には地方創生担当大臣が変わるといった動きがありますが、まち・ひと・しごと創生総合戦略が改訂となってその方向性が大きくシフトしたことが大きいでしょう。 やる気のある地方を支援⇒中枢中核都市に集中へ ま…

4つの海外拠点を持つ北海道の小さな町

北海道東川町に視察に行きました。「写真の町」として30年以上、高校生向けの写真甲子園を開催し、北海道内では珍しく人口増加している町です。廃校を活用した文化施設や小学校を新築してスポーツ教育の施設を併設した校舎、モンベルのショップを誘致した道の駅など、様々な取組みの一端を見せてもらい…

「地方創生」の勝ち負けを分けるモノ

昨年度より、地方創生支援人材として北海道奈井江町に派遣されています。最近インフレ気味に使われている「地方創生」という言葉ですが、ハッキリと定義できているでしょうか?「地域活性化」「地域づくり」「地域おこし」といった言葉とごった煮で使われがちな傾向ですが、こういった霞ヶ関発の政策ス…