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野次猫コラム

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頭の中の整理用。気の赴くまま徒然に書いています。
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2019年1月の記事一覧

活動を絞り、役割を改める

2019年あけましておめでとうございます。昨年に宣言したとおり、厄年を迎え大きく役割が変化しました。4月より三重大学に赴任し、後進を育てる立場を担うことになりました。プライベートでは、可愛がっていた猫を相次いで亡くしたところに、新しく子猫が2匹やってきて代替わりしました。 意識的にインプットを増やした大学を職場にして研究室が与えられたということもあり、書籍や文献に当たる機会が増えました。具体と抽象の回路を増幅させることで、自らの経験や知見を若者たちにも理解しやすくするための

結局、オッサンは何者になっているか

Amazonプライムビデオで『何者』を観ました。朝井リョウ原作の直木賞作品で、豪華俳優陣でも話題になりましたね。実は、今をときめく米津玄師さんが主題歌を歌っています。内容としては、就職活動をテーマに自分探しや適性のある仕事といったことに悩みぶつかる青春群像といったものです。 20年前の就職活動はどんな感じだったのか個人的に就職活動したのが、およそ20年前になります。当時は電話帳のような企業情報誌からハガキを切り取ってエントリーするようなアナログ方式と、リクナビのようなオンラ

虚構をどこまで楽しむべきか問題

クリスマスはコカ・コーラの陰謀、初詣は鉄道会社のキャンペーン、バレンタインデーは不二家のマーケティングといった形で、我々の慣習に溶け込んでいる日々のイベントはどこかしらの意図によって流布されたものです。子どもの頃はプレゼントやお年玉がもらえて喜んでいても、いつしかこの虚構に気づいて商業主義的な盛り上がりを冷めた目で見てしまうこともあるでしょう。 人類は虚構によって進化してきたベストセラーとなった『サピエンス全史』には、宗教や貨幣、国家といった虚構の存在によって人間は社会を形

新元号を論理的に予想する

5月1日に新元号が施行されることになり、ひと月前の4月1日に公表される予定となっています。果たして新しい元号はいったいどんなものになるのか、全国民が待ち望んでいると言っても良いでしょう。 子音を予想する英語の略記において、これまでの元号M/T/S/Hが使われることは考えづらいです。また濁音や半濁音が入ってくるのも想像しがたいです。そうすると使える子音は意外と少なく、F/K/N/R/Wとなります。 そのうち、Fの場合だと母音はUに限定され、“富”や“福”といったふで始まる言