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新元号を論理的に予想する

5月1日に新元号が施行されることになり、ひと月前の4月1日に公表される予定となっています。果たして新しい元号はいったいどんなものになるのか、全国民が待ち望んでいると言っても良いでしょう。

子音を予想する

英語の略記において、これまでの元号M/T/S/Hが使われることは考えづらいです。また濁音や半濁音が入ってくるのも想像しがたいです。そうすると使える子音は意外と少なく、F/K/N/R/Wとなります。

そのうち、Fの場合だと母音はUに限定され、“富”や“福”といったふで始まる言葉になることが予想できます。縁起は良さそうですが元号としては制約が大きい印象もします。Wについても、母音はAに限定されるので同様です。

明治の前の元号が慶応だったということで、Kも選外になるのではないかと予想しています。そうすると、NかRのどちらかが可能性高いのではないかと思います。

漢字を予想する

元号は全国民が普段から用いることを想定するため、あまり難しかったり画数が多いといった文字は敬遠される傾向にあります。恐らくは小学生が読み書きできるレベルで考えると、小学校までに習う漢字から採用される可能性が高いでしょう。

文科省が公表している学年別漢字配当表では、1年生で80字、2年生で160字、3年生で200字を習うことになっています。平成の場合だと、“平”が3年生、“成”が4年生で習う漢字です。いったん小学校4年生までに習う漢字の中で、NとRの読みができて意味的に元号に相応しい漢字をピックアップすると以下のものが浮かび上がってきます。

N=音、日、入、新、念

R=立、力、楽、来、理、緑、礼、連、路、輪、令、録

母音を予想する

明治以降の元号では、音読みでのE/A/O/Eという母音が採用されています。ここではEが連続することを避けるために、A/I/U/Oのいずれかになると考えられます。上記漢字リストのなかにはUの母音のものはないので、A/I/Oいずれかになる可能性が高いです。

A=楽、来

I=日、新、立、力、来、理、緑、輪

O=音、路、録

時代背景を予想する

平成は平和を成す、明治は易経の「明に嚮ひて治む」から来ているように、時代背景を踏まえた漢字が選定される傾向にあります。残った漢字の中では、環境イメージの「緑」やテクノロジーを示す「理」などが候補になりそうですが、ここは敢えて未来や将来といった先のことを見通す意味がある「来」を推したいです。

「来」を“き”と読むか“らい”と読むかで意味合いも違ってきますが、未来という意味合いに従って“らい”を採用したいと思います。そして、残された文字のなかから親しみやすさや語呂の良さを勘案すると、「来音」という元号が浮かび上がってきます。

最近は漢字の当て字で横文字を表現するようなキラキラネームと呼ばれる名前が流行っています。新元号においても、親しみやすく若い人にも馴染みやすい語感を採用することで、元号不要論などを吹き飛ばすような活用が見込まれるのではないでしょうか。らいおん、ライオン、老若男女が親しみを持って呼びやすく、どこか勇ましさも感じる新元号を予想しております。

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