野良猫の地域おこし研究

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多様性の失われる街

多様性の失われる街

乙武さんのエントリーを読んで、日本全国の街に多様性が失われている現実に改めて気づきました。だいたいどこの街も、路面店舗や個人商店は閉店に追い込まれ、大型商業施設やチェーン店による無個性な街並みが広がっています。 日本全国、ユニクロやニトリ、イオン、マクドナルドといったナショナルブランドで均質な商品やサービスを受けられ、セブン・イレブンやオリジン弁当は深夜まで営業して便利です。それらは確かに私たちの暮らしを豊かにしましたし、もはや公共サービスとも呼べるほどに多くの地域の基盤と

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地方創生の次に来るもの

地方創生の次に来るもの

長年、地域おこし・地方創生分野に関わってきて、潮目が変わったことを感じます。政治的には地方創生担当大臣が変わるといった動きがありますが、まち・ひと・しごと創生総合戦略が改訂となってその方向性が大きくシフトしたことが大きいでしょう。 やる気のある地方を支援⇒中枢中核都市に集中へ まち・ひと・しごと創生本部から地方創生シティマネージャーを委嘱された際には、過疎地域を中心に努力目標を課して意欲の高い自治体に対して競争的予算を配分するといった内容でした。奈井江町においても、地方創

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移動しない北海道民と固定化されるヒエラルキー

移動しない北海道民と固定化されるヒエラルキー

北海道の自治体アドバイザーをしていた頃、地域住民が意外なほどに移動しないことに驚きました。札幌に住んでいる人は、北はせいぜい旭川、東は帯広までしか行ったことがないと言います。私が嬉々として稚内の最北端や根室の最東端に行ってるのを奇異な目をして見ていました。 ウィンタースポーツのフィジカルで選別される社会 北海道民はホントに移動しない、その特殊性はもっと語られるべきと思います。幼稚園からずっと同じ顔ぶれの同級生の中で、校庭に山がある小学校では幼い頃からスキーやスケートの特訓

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国立大学はL型G型を目指すべきか

国立大学はL型G型を目指すべきか

経営共創基盤・冨山和彦さんの提言が波紋を呼んでいます。論旨としては以下の通りです。 全国86大学への1兆円を超える税金を原資とした運営費交付金には正当性はなく、グローバルで通用する高度なプロフェッショナル人材を養成する「G(グローバル)型大学」と、生産性向上に向けた働き手を育てる「L(ローカル)型大学」に峻別して自律的に運営すべきだ。 まず私自身の立場を明確にしておくと、新卒以来約15年間の民間企業~フリーランス起業という民間での経験から、本年4月より2年間の任期(延長な

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