野良猫の地域おこし研究

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多様性の失われる街

多様性の失われる街

乙武さんのエントリーを読んで、日本全国の街に多様性が失われている現実に改めて気づきました。だいたいどこの街も、路面店舗や個人商店は閉店に追い込まれ、大型商業施設やチェーン店による無個性な街並みが広がっています。 日本全国、ユニクロやニトリ、イオン、マクドナルドといったナショナルブランドで均質な商品やサービスを受けられ、セブン・イレブンやオリジン弁当は深夜まで営業して便利です。それらは確かに私たちの暮らしを豊かにしましたし、もはや公共サービスとも呼べるほどに多くの地域の基盤と

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地方創生の次に来るもの

地方創生の次に来るもの

長年、地域おこし・地方創生分野に関わってきて、潮目が変わったことを感じます。政治的には地方創生担当大臣が変わるといった動きがありますが、まち・ひと・しごと創生総合戦略が改訂となってその方向性が大きくシフトしたことが大きいでしょう。 やる気のある地方を支援⇒中枢中核都市に集中へ まち・ひと・しごと創生本部から地方創生シティマネージャーを委嘱された際には、過疎地域を中心に努力目標を課して意欲の高い自治体に対して競争的予算を配分するといった内容でした。奈井江町においても、地方創

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4つの海外拠点を持つ北海道の小さな町

4つの海外拠点を持つ北海道の小さな町

北海道東川町に視察に行きました。「写真の町」として30年以上、高校生向けの写真甲子園を開催し、北海道内では珍しく人口増加している町です。廃校を活用した文化施設や小学校を新築してスポーツ教育の施設を併設した校舎、モンベルのショップを誘致した道の駅など、様々な取組みの一端を見せてもらいました。すべて交流することに重点を置いており、それが移住者増に繋がっているという考え方です。 広々とした芝生が印象的な新しい小学校舎。地域のランドマーク 廃校を活用した文化施設には、地元産の家具

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「地方創生」の勝ち負けを分けるモノ

「地方創生」の勝ち負けを分けるモノ

昨年度より、地方創生支援人材として北海道奈井江町に派遣されています。最近インフレ気味に使われている「地方創生」という言葉ですが、ハッキリと定義できているでしょうか?「地域活性化」「地域づくり」「地域おこし」といった言葉とごった煮で使われがちな傾向ですが、こういった霞ヶ関発の政策スローガンには明確な目的が存在します。 「地方創生」とは急激な高齢化と少子化といった人口構造の変化や、地方における財政ひっ迫と税収低下といった財政構造変化に対して、再編的施策を考えていく取組みとなりま

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「不撓不屈のむら」で炭焼きを学ぶロマン

「不撓不屈のむら」で炭焼きを学ぶロマン

現在、福島県川内村で炭焼きを学ぶ修業をしています。炭焼きの師匠に習いながら、その生活文化を次世代に受け継いでいくための映像や聞き書きアーカイブを進めていきたいと考えています。 外部に対する依存に気づかされた震災 最近は雪が降ったりして、交通機関が寸断されたり生活物資の供給が滞ったりと、日常生活に支障をきたすケースを時々体験します。そのときに思い出すのが5年前の震災の際に、家まで歩いて帰ったことであったり、物資や電力供給が不安定になって不便な思いをした記憶です。自分たちの便

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板橋チャーハン狂想曲とポスト資本主義

板橋チャーハン狂想曲とポスト資本主義

昨秋に『マツコの知らない世界』というテレビ番組で「知られざる板橋チャーハンの世界」という特集が放送された。一般的な中華料理屋のパラパラ炒めたチャーハンではなく、水分多めでふっくらとした“しっとり系チャーハン”が紹介され、それとともに数件の板橋区内のお店が登場した。 その後、紹介されたお店は平日でも大行列が続き、また路上駐車や大人数での場所占有といった問題が発生した。マスメディアに登場すると起こる問題としては代表的な例であろう。これが匿名性の高い都心の一角であれば、店側として

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