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なぜ女性の参加する会議は長いのか

東京五輪組織委員会・森喜朗会長が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と、女性蔑視とも受け取れる発言をして問題となっています。

男性中心社会の会議が短い理由

森氏は言わずと知れた総理経験者であり、政治の世界をずっと生きてこられています。政治家としては頂点に上られたということもあり、様々な役職を歴任されています。今回の東京五輪組織委員会も、最後のご奉公ということで引き受けられたのでしょう。

政治の世界を始め、男性中心の集合体においては忖度や不文律といったハイコンテクストな調和が求められ、上意下達で年功序列な意思決定システムが好まれます。役職の上の人間が言うことは絶対であり、下っ端は命令に従って動くだけの兵隊の役割に徹することが求められます。

短い会議のために費やされる長い時間

その鉄の結束を維持するために、兵隊は滅私奉公して自らの私生活や想いを削りながら働くことが美徳とされます。レクと称して時間をかけて作った書類を上司たちに説明し、利害関係者や会議出席者に根回しをした上で、会議の席ではシャンシャンと短時間で終わることが良しとされます。

結局のところ、男性中心社会における"儀式"は準備段階での膨大なすり合わせ調整によって成立しているわけで、その神輿に乗っているお偉方には事を荒立てずにイエスマンで終えることが求められます。森氏は本音を述べてくれたわけで、これまで自分が経験してきた意思決定システムを守りたいという、神輿の上の保守本流の発言でしょう。

一方で時代はすでに共働きで上司よりも家庭を重要視する若手が増え、この無駄な儀式のために残業や資料作成をして自らをすり減らすことを好まない価値観が支配的になりつつあります。コロナ禍におけるオンライン会議等の浸透は、もはや男性中心社会の終焉を多くの人が実感した出来事でしょう。

会長辞任は不可避、東京五輪中止の可能性

森氏の発言はすでに海外メディア等にも大きく取り上げられ、過去の発言も蒸し返されるなど外堀が埋められつつある状況です。海外メディアでは東京五輪中止の可能性も取り沙汰されていますから、森会長降ろし⇒東京五輪中止へと一気に世論が動く流れができてしまっています。

長い間ごくろうさまでした。

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にゃいす!
1977年シアトル生まれ。地域イノベーション企業家。林業合コン、棚田deセグウェイ等の過疎地ビジネスを経て、行政トップの右腕、大学教員と産官学を経験。犬猫が地域に生き残る寛容な社会を目指すネコウヨです。