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社会は誰かの仕事でできている

企業から独立するとサラリーマンを笑う。

地方に移住すると都市を敵視する。

個人的にも通ってきた道です。でもこの年齢になってみると職業に貴賤はないし、どこでどんなライフスタイルを送っていようが比較すること自体に意味はないと感じられるようになります。独立して自由な働き方ができていると言っても、その気楽さを満喫できるのは最初だけです。地方移住して食べ物の美味しさや風景の美しさに感動しても、それはだんだんと薄れていきます。

自分の感受性くらい、自分で守れ

独立して地方に移住していたりすると、それこそ他人と会話せずに一日が過ぎてしまうようなこともザラにあります。そうするとSNSやBlogにコミュニケーションを求め、知らず知らずのうちに自分の弱いところを排他的に表現している場合もあります。たとえばFacebookで楽しそうな飲み会の写真だったり、リア充な投稿を見かけてそこに劣等感を抱いてしまうこともあるでしょう。

それは呪いみたいなもので、自分の投稿にも言葉の端々にそのような雰囲気を醸し出すことになります。自分の感受性の問題なのに、相手から不快感を与えられた被害者になることで自分自身を守ろうとします。相手にも人知れない苦労や悩みがあるという想像もできず、自己の独善を押し付けるような人からは、みんな離れていってしまうでしょう。

近所で毎日、社会や政治に対して怒っているおっさんは、何かと口うるさいおばさんは、もしかしたら寂しさや物足りなさを内包しているのかもしれない、と想像できるようになれば、優しくできるのではないでしょうか。

ひとに無関心くらいでちょうど良い。

他人の生活を垣間見て、隣の青い芝生に憧れても、酸っぱい葡萄だと嫌悪しても、それで何か自分の生活に影響があるわけではありません。むしろ中長期的に自分の人生に自信が持てなくなる方がよっぽど損失でしょう。自分で選んだ道のはずなのに、どうして上手くいっていないのだろう、なぜ満足していないのだろうというヒントがそこには隠されています。

ひとの人生にケチをつける前に、自分の人生に向き合うための時間をつくりましょう。そこから想像力が生まれて、いろんな人たちの生き方をもっと認めることができるようになるはずです。大企業で働いている彼のおかげでこの製品が安く手に入るとか、東京で頑張っている彼女のおかげでこんな情報を知ることができたとか、社会がそれぞれの立場や役割によって形成されていると改めて気づくことでしょう。

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にゃん
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1977年シアトル生まれ。地域イノベーション企業家。林業合コン、棚田deセグウェイ等の過疎地ビジネスを経て、行政トップの右腕、大学教員と産官学を経験。犬猫が地域に生き残る寛容な社会を目指すネコウヨです。
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