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日本の西の果て・与那国島

与那国島に行きました。日本最西端の島、という以外に何があるのかといえば、与那国馬という在来種だったり、海底宮殿と呼ばれる特徴的なダイビングスポットが有名です。

日本人のルーツの1つ、台湾~与那国ルート

今回、与那国島に行こうと思った理由は、日本人のルーツを辿る科学博物館のプロジェクトを見たからです。台湾から丸木舟で与那国島まで航海できるのか、その再現が実施されました。

実際に与那国島近辺は黒潮の影響で海が荒れやすく、そのため長い間与那国は独立を保っていました。16世紀に琉球王朝の侵攻を受け、さらに薩摩藩の支配下に置かれることとなります。その後は重い人頭税を課せられるなど、長い苦難の歴史がありました。

与那国島の持つポテンシャル

日本人の起源の一つであるはずの台湾〜与那国ルートはもっと注目されるべきだし、歴史観光資源としての価値は高いと考えます。現に一万年前に海底に沈んだとされる宮殿の跡や、与那国馬のような固有在来種の家畜は、この島に高度な文化的暮らしがあったことを示しています。

人口減少に歯止めがかからない離島であった与那国島ですが、近年は増加傾向にあります。その最大の理由は、陸上自衛隊の駐屯地ができたこと。中国との領海侵犯問題が盛んに議論されるようになり、この台湾との国境地帯にレーダーサイトが存在しないことが浮上しました。そのため、島の人口の約1割に当る約200人の自衛隊員とその家族が移り住みました。

国境で翻弄される島の過去と未来

国境の地であるため、様々な勢力に翻弄される宿命にある島ですが、自衛隊がやってきたことで税収は上がり、教育無償化や無料循環バスの運行といった恩恵を受けるようになりました。島の特産品はサトウキビや牛など、農業が中心ですが、国がこの島に投資し続ける必然があるため経済的な水準は高くなっています。

豊富な地域資源が存在し、国からの財政措置が大きなこの島は地域おこし・島おこしの可能性は高いと考えられます。願わくば、島全体をオフグリッド化するといった戦略的な投資を推し進めてもらいたいとも思いますが、意外と馬車や馬耕のようなローテクと組み合わせるのが面白いのかもしれないと感じました。

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にゃん
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1977年シアトル生まれ。地域イノベーション企業家。林業合コン、棚田deセグウェイ等の過疎地ビジネスを経て、行政トップの右腕、大学教員と産官学を経験。犬猫が地域に生き残る寛容な社会を目指すネコウヨです。

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野良猫の地域おこし研究
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日本や世界をフラフラと旅して、日本から世界へと発信するローカルイノベーションを研究しています。

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