Kindle paperwhiteで読書環境が激変
今さらながらのエントリで恐縮ですが、Kindle paperwhiteを購入しました。これまでもタブレットなどで雑誌類を中心に電子書籍は読んでいたのですが、タブレットだと片手で持つには重かったり他のアプリなんかもあったり電池の持ちが悪かったりで、なかなか集中して読書できなかったのでした。
これまでは月10冊ペースで紙の本を読んでおり、paperwhiteを購入してからは2-3倍のペースで読めるようになりました。また紙の本に比べると書籍代が安いということもあり、1クリックで購入できてしまうAmazonの策略にまんまとハマっている感じです。
電子ペーパー端末ということで、動画などの移り変わりが激しい利用環境には向かないのですが、文章などは表示をしたらそのままインクが固定されるために、省電力で活字を楽しむことができます。1ヶ月まるまる充電しなくても大丈夫なくらいです。
約200g=片手で持っても疲れない
個人的に大きいのは、軽いことです。電車の中で立っていたり、散歩のときにポケットに突っ込んだり、生活の習慣の中にストレスなく導入できるのは大きなポイントです。さらに、お風呂でも使えるような完全防水paperwhiteなども発売されているようですが、普通にジップロックに入れても大丈夫ですね。
また、バックライトが明るく調節できるために、暗いところでも読みやすいです。たとえば夜にバスに乗っていたり、公園でウォーキングするような場合にも読めてしまうので、個人的に重宝しています。紙の本では為し得なかった“ながら読書”が可能になったことで、読書時間が確保しやすくなりました。
活字中毒の禁断症状に陥らないために
貧乏性な性格のせいか、手持無沙汰になる時間が嫌いで何かしら読んでいないと落ち着かないのですが、かといってスマホとかをいじっていても情報としての質が担保されない感じがして、なるべく本を読みたいと思っています。そんな活字中毒者は少なくないと思うのですが、paperwhiteはそんな人にもおススメです。
30代にもなると、一般教養として古典や名作を一読しておくことが求められるわけですが、Kindleではそれらが青空文庫として無料でダウンロードできます。子どもの頃に教科書などで読んだようなものも、今読むと別の味わいがあります。たとえば新美南吉の作品なんかは、子どもの頃は動物が可哀想みたいな感情が先立ちましたが、今読むと自然との共生について先進的に考えていたことが理解できます。
これらの青空文庫はどれだけダウンロードしても無料で持ち運びも重くなりませんから、paperwhiteでは読み物がなくなるという活字中毒者にとっての恐怖がなくなります。このように読書の量と質を担保できる環境になったのは、個人的に非常に安心感があります。
PDFなどの資料をmobiファイルに転換する
Kindleでサポートしているファイル形式はmobiというものが便利です。PDFやWordなども見られますが、フォントや図表などが崩れない形式であればmobiに変換することをおススメします。そして同時に、Amazon Cloud driveの活用が要件となります。Kindle用のメールアドレスが割り当てられ、そこにメール添付でファイルを送れば自動的にアップデートできます。5GBの無料ストレージがありますから、とりあえず書類を突っ込んでおくと手軽に読めます。
また、様々なwebサイトが現在、電子書籍の販売を行なっています。国内においてはepub形式が多いのですが、calibleというフリーソフトではmobi形式に変換することが可能ですので、たとえばbookliveなどで購入したマンガなども、paperwhiteで読むことができます。
今後の改良要望点など
もし今後、さらにpaperwhiteの機能をアップデートするならば、こんな機能がほしいという点を書いておきます。開発してくれないかな~
①microSDを使いたい!
様々な書類を取り込みたい場合に、WiFi経由だとやはりネットワーク前提となります。ネットがない環境もあるため、microSDの口は欲しいですね~。
②防水仕様のオフィシャル化
カスタマイズ仕様として+10,000円程度での防水バージョンは販売されているのですが、防塵含めてオフィシャルな仕様にしてもらいたいですね。
③引用文のソーシャル化
本を読んでいてマーカーを引いたところについて、Twitterなどにシェアできる仕組みがあると便利です。