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労働生産性に縛られない生き方

新年明けましておめでとうございます。2017年は愛猫チャイに続き、よく懐いていた愛猫オレオを亡くした年でした。どちらも可愛がった末に天寿を全うしたので悔いはありませんが、大切なものを喪失していく実感が広がっています。

昨年は断捨離的に物心を再構築した年でした。なんとなく惰性でやっていたこと、延長線上の先が見えないことをきっぱりと止めて、なるべくゆとりを持って暮らすことを心掛けました。

2018年、本厄の心構え

明けて2018年、男42歳(数え)は本厄の年です。様々な災い事は愛猫たちが持ち去ってくれたと思いますが、厄=役を組み替える必要性は感じています。若い頃のように勢い一辺倒で、あまり深く考えずに行動していれば良かった年代ではなくなったと認識しています。

昨年、反省していることがあるのですが、実家の不動産を建て替えるのに大手住宅メーカーとその系列の都市銀行という大きなシステムの枠組みに乗ってしまったことです。工期3ヶ月で、家賃保証など一定の収入を安定的に得られるという触れ込みで、少なくとも20年の建物がロックアップされる仕組みは、非常に効率的でした。

相続という観点では土地生産性の高いモデルですが、あくまでそれは一つの家庭の個別最適に過ぎません。仕事としてまちづくりや地域活性化に携わっている身分として、口では地域の全体最適を謳いながらも結局は自分のところだけで閉じた事業をしてしまったのは、これまで住宅業界や金融システムがつくり上げてきた慣習から逃れられなかった自らの不明を恥じました。

労働生産性はAIに任せる

こういった既存社会がつくり上げてきたシステムは、いまや多くの分野でAIの活用が進められています。恐らくは建築設計や金融機関の与信管理といった仕組みも、ほとんど人手が不要なくらいに効率化されていくことでしょう。そこでの人間の役割とは何なのか?改めて考える必要があると感じています。

幸いなことにコンセプトを決める、0⇒1を立ち上げるといった分野は自分自身の得意とすることです。人間にできるのはむしろこれで、それをちゃんと世の中に問うていかなければならないと決意を新たにしました。AIにできない仕事を創出していくことが、自分の新たな役です。

集権から分権に向かう社会を具現化する

主宰しているクラウドガバメントラボの勉強会で、集権から分権へというテーマでイベントを開催しました。参加型民主主義やブロックチェーンといった分権型のプラットフォームが具現化する中で、一般市民たる我々はどのようにふるまえば良いのか、様々な知見を貯め込んできましたがそれを自らの事業にも活かしていこうと思います。

実家の2軒目の不動産は、オーナーとしてちゃんとコンセプトを決めて、自ら汗をかきながら地域課題を解決するモデルにしようと考えています。実際に様々な業界のキーパーソンにお話を伺い、ご協力を得てこれまでにないような物件をつくっていきます

不動産を保有していることが既得権益で、大家は何もしなくてよかった時代はとっくに終わり、何もコンセプトがなければ厳しい相続・固定資産税といつまで続くか分からない家賃保証の板挟みになるのは明白です。とくに団塊ジュニアのような、相続が目の前にある同世代に対してちゃんと先鋭的なコンセプトを明示していこうと思います。

徳川家康的な生き方を

現代は戦国時代にも例えられる激動の時代だと言われます。そういった乱世で最終的に覇者となったのは誰でしょうか。生き急ぐように天下布武を掲げていきつつ、数々の軋轢を生んで斃れた織田信長でも、成り上がりで戦国一の下剋上を体現し、コンプレックスから大陸まで手を出した豊臣秀吉でもありません。

最後までしぶとく生き残った徳川家康が江戸幕府を開いたことは、歴史の教科書で習います。若い頃は今川家への人質として苦労し、長男を殺されて自らも武田軍に命からがら敗走しながらも、最終的には時代の趨勢を見極めるまで生き永らえて実力を蓄えた家康が勝者となったのです。

恐らくは労働生産性を追い求めれば、生き急ぐ織田信長やキャリアアップを目指す豊臣秀吉のような生き方になるはずです。でもそこには自分の目指すライフスタイルがないと気づいたのが、昨年1年通じて得た結論でした。回り道に見えても、江戸の町をゼロからつくるように根気強く計画的に生きていこうと、40歳になって改めて決意しました。

2018年もどうぞよろしくお願いいたします。

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にゃん
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1977年シアトル生まれ。地域イノベーション企業家。林業合コン、棚田deセグウェイ等の過疎地ビジネスを経て、行政トップの右腕、大学教員と産官学を経験。犬猫が地域に生き残る寛容な社会を目指すネコウヨです。
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