猫の地域経済研究所(ネコノミーラボ)
猫の日に、時間について考えた
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猫の日に、時間について考えた

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本日、2022年2月22日は2(ニャー)が並ぶスーパー猫の日だそうです。猫がニャーと鳴くのは日本だけで、海外ではMeowだったりMiouだったり、マ行が中心みたいですから、恐らくは盛り上がっているのは日本だけです。

猫の時間、人間の時間

よく、人間に比べて短い犬の一生になぞらえて、「Dog Year」という言葉が使われます。IT産業の移り変わりが激しいことを指していますが、猫の一生も犬と同様に短いものでした。一昔前は10歳以上生きる猫は稀であり、古来は年老いた猫は猫又という妖怪になるとまで言われてました。

江戸時代には化け猫や野良猫のような、不気味で近寄りがたい存在だった猫は、人間の生活が洋式化するにしたがっていつしか寵愛される愛玩動物となっていきました。西洋から品種改良された猫が持ち込まれるなどして、猫の種類も多様化し、キャットフードや猫グッズが一大市場になるといった状況にまでなってきています。

人間生活に密着するようになり、猫の寿命も伸びていきます。恐らくは野良猫と同様の外飼いが中心だった時代には、猫の寿命は5-6歳だと言われていました。猫まんまや人間の残飯のような、塩分の多い食事がメインだったために、早く肝臓を悪くしてしまう猫が多かったのです。そこからキャットフードの改良が進んでいき、また室内飼いがメインとなり今では10歳以上生きる猫たちが大半となっています。

分刻みになる人間の時間と、守られる猫

工業化が進むにしたがって、それまでは農耕が中心だった人間社会の生活に時間の概念が浸透していきます。季節や歳時記に合わせて、日が昇れば野良仕事をして日が沈めば寝るような暮らしをしていた人間たちは、やがて時間で賃金を得る労働者となっていきます。また鉄道や電信といった交通や通信のシステムが整備される中で、時間は遠い場所を結ぶ共通概念となったのです。

猫にとっても、それまでは日の出と日没が主な狩りの時間だったものが、人間たちの都合に合わせて食事時間も管理されるような生活になっていきます。夜行性が中心の肉食獣だった猫は、いつしか人間とともに夜寝るようになり、ついでに昼間に寝ていても安全と食が保証される環境になっていきました。このような心身的ストレスの軽減も、猫の長寿命化に好影響を及ぼしています。

近い将来、猫の寿命はさらに伸びて30歳程度になると言われています。それに伴って人間社会との共存もより深くなっていくことでしょう。猫の幸せを考える1日にしたいですね。


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食品メーカー研究員、ITベンチャーでのIPOを経て独立。地域イノベーション企業家として全国各地での事業創出に携わる。行政トップの右腕、大学教員と産官学を経験。犬猫が地域に生き残る寛容な社会を目指すネコウヨです。