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5Gと網膜走査がリモートワークを変える

在宅勤務と一斉休校がクローズアップされる昨今、様々なオンラインツールを使って仕事や教育を進めるノウハウが急速に蓄積されてきています。会議はZOOMやSkypeを使ったオンラインミーティングとなり、YouTubeなどの動画を活用した授業やコンテンツ公開が進められています。

リモートワークで焙り出された無駄な仕事

それとともに、リモートワークによっていかにオフィスにおいて無駄な仕事が溢れていたのかが明らかになってきています。満員電車による通勤に始まり、朝礼やとりあえず出ている会議、周りの空気を読みながらランチや休憩に行くといったところまで、働き方改革において改善するべきポイントが一気に整理されてきた印象です。

それとともに聞こえてくるのは、世代間のギャップであったり職種によってリモートワークに適しているか否かの分断が顕在化していることです。よくメールが送られてきたか確認するために電話する、といった行動がレガシーな組織では好まれますが、それがSlackになっても同様の謎マナーが出来ているといった笑えない話もあります。

PCの画面では表現できないもの

実際にリモートワークを進めると、PCの画面上ではかなり制約が大きいことに気付きます。一方が話をしているともう一方は話ができない、反応や表情に若干のタイムラグがあって相槌やノンバーバルコミュニケーションが難しいといった、まだまだリアルに対面で向き合う優位性を感じることもあります。

それらは画面が4K⇒8Kと高精細になり、360度3Dの双方向な通信が実現すれば解消していくのでしょうか。その意味では、5G時代こそリモートがリアルを超越することになるのではないでしょうか。実際にVRによる3Dの映画やゲームの没入感は、リモートでのコミュニケーションの可能性をも感じさせます。

PC画面もHMDも要らない網膜走査ディスプレイ

しかし、我々にはまだ切り札が用意されています。網膜にレーザーで直接投影する網膜走査ディスプレイの実用化がいよいよ迫ってきているのです。ポイントとしては既存の液晶を使ったスマートグラスと違って、網膜に直接レーザーを投影するために近視や老眼といった眼球のレンズ機能による視力低下の影響を受けない特徴があります。

つまり、5Gによって高精細大容量な3Dリアルタイム映像を直接網膜に流し込むような技術革新が起これば、リアルに対面するのと変わらない風景がリモートで実現するだけでなく、空を飛ぶドローンの映像や体内に入ったマイクロロボットの画像診断といった人間の視野を大きく拡大させる可能性があります。

AIによる画像解析を組み込めば、様々な異常を検知してそれを拡大するといったリアルに対面するよりも優れた医療診断を行なうことも可能でしょうし、教育においては教科書に書いてある文字列をよりリッチなコンテンツで表現して見せるといった学び方もできるようになります。

リモートは不可逆的で、東京一極集中を是正する

リモートでのコミュニケーションが対面を超越するのであれば、住居費が高くて様々な制約のある都市部に住む合理性は薄れてくるでしょう。むしろ、自然環境豊かで美味しいものが手に入り、毎日温泉に入れるような地方での暮らしを選択する人が増えてくるかもしれません。

過疎地域においてボトルネックとなる医療や教育の問題も、遠隔の方が様々な可能性を拡張していく時代になれば、もはや都市部は労働集約的な仕事のみが残された古いエリアになっていく未来も考えられます。そこに残されるのは、このリモートによる働き方改革という不可逆的な変化に適応できない、個人や組織ということなのでしょう。

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にゃん
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1977年シアトル生まれ。地域イノベーション企業家。林業合コン、棚田deセグウェイ等の過疎地ビジネスを経て、行政トップの右腕、大学教員と産官学を経験。犬猫が地域に生き残る寛容な社会を目指すネコウヨです。

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