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紀伊半島1周紀行

この週末に紀伊半島を1周してきました。津市から時計回りに本州最南端の潮岬を経て、南紀白浜で1泊して和歌山市から奈良県を経て三重県に戻るルートです。せっかく三重県に住んでいるので、あまりよく知らない紀伊半島に足を延ばしてみようという目的が1つと、新しく手に入れたEVリーフの足慣らしを兼ねて500kmほど走破してきました。

今回は紀伊半島のスケールを体感するのが主であり、個々の地域にはそれほど滞在せずに回りました。リーフの場合、日産販売店などの拠点で急速充電することができ、だいたい100km程度ずつで休憩を取りつつ30分程度街歩きをしました。また裏テーマとしては、この時期は紀伊半島全体でみかんが獲れるため、無人販売店などで1袋100円のものを買って地域差を比較するといったみかんを食べまくることにもなりました。

紀伊半島には多様性がある

関東出身の人間にとって、紀伊半島は縁遠い地域だったりします。京都・大阪には修学旅行やビジネスで訪れることはあっても、せいぜい奈良まで南下して観光する程度でしょう。多分に漏れず、これまで和歌山県や奈良県には仕事で足を運んだことはありましたが、主に県北部の県庁所在地付近だけに留まっていました。

『日本の海岸線をゆく』という写真集を持っていて、そこには黒潮をゆくというテーマで高知から紀伊半島を経て房総に至る海路が紹介されています。樽廻船の風待ち湊だった須賀利、九鬼水軍の根城だった九木崎、捕鯨が盛んだった太地町トルコ船遭難で映画にもなった串本町、日本三古湯に数えられる白浜温泉といったポイントは、深掘りしていけばそれぞれ1日では足りない地域なので、今回は距離感を掴むために敢えて飛ばしていきました。

当然、海岸線だけではなくて山間部にも歴史と伝統文化が息づいており、熊野古道や高野山、十津川といった中山間地域へのアクセスについてもどれくらいの時間が必要かを把握しました。改めてじっくりと巡りたいですね。何気に京奈和自動車道が便利で、和歌山から橿原までノンストップで行けてしまうので、伊賀経由で3時間もあれば紀伊半島を横断できてしまうことが分かりました。

宿泊した南紀白浜ではアドベンチャーワールドで是非パンダを観たいと思ったのですが、予想以上の大混雑・大渋滞となっていて計画的に訪問する必要があると感じました。また、たま駅長で有名となった和歌山電鉄貴志川線の貴志駅にも行ったのですが、ここはクルマで訪れてはいけない場所でした。ちゃんとローカル鉄道に乗らないと、その良さは実感できません。

EV+自動運転の近未来的な移動

EVリーフの試走を兼ねていたということもあり、主に高速道路や自動車専用道路でのオートパイロット機能を駆使して半自動化とも言えるようなドライブを楽しみました。紀伊半島では高速道路の無料区間が大半となっていて、充電コストも無料or低額なEVではほとんど移動費がかからずに済ますことが可能です。

そして移動時間を仕事に活かせないかと考えて、GoogleKeepによる音声テキスト入力も試してみました。結果として、抱えていた原稿もドライブしながらある程度まとめることができて、今後さらに自動運転技術が発展すればやれることが増えると実感しています。移動の低コスト化・生産性向上は地域分散型社会の中核になり得る価値観になりそうですね。

個人的な着想の拡がり

最後に、この4月から久しぶりに組織に所属する立場となって、ハングリーさが欠如し始めている自分に気づいています。口を開けていれば仕事も給料も舞い込んでくる環境において、自分から提案する機会が極端に減ってしまっているのが、知らず知らずのうちに着想の欠如へと繋がっていると感じます。

アウトプットがなければインプットも必要ないし、その逆も然りです。自分自身は多くの現場を回って、五感をフル活用してその地域の魅力であったり課題を感じて、そこから別のアイディアと結びつけることで新規性を見出すといった、自分の持っている特性は研ぎ澄ませ続けなければすぐに鈍るなぁと、この移動時間にはずっと考えていました。

幸いなことに様々な多様性に溢れる紀伊半島において、足となるようなEVリーフを手に入れたことだし、実はそれぞれの地域でキーパーソンとはすでに繋がっています。いろいろネタを深掘りしつつまた新しいプロジェクトを仕込んでいきたいと想いを新たにしました。

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わん!
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1977年シアトル生まれ。地域イノベーション企業家。林業合コン、棚田deセグウェイ等の過疎地ビジネスを経て、行政トップの右腕、大学教員と産官学を経験。犬猫が地域に生き残る寛容な社会を目指すネコウヨです。

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日本や世界をフラフラと旅して、日本から世界へと発信するローカルイノベーションを研究しています。

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