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[新社会人向け]こんな言葉を話すおっさんには近づくな!

いよいよ春ですね。新社会人になる皆さまも、すでに働かれている方々にとっても、ちょっとした変化が生まれるタイミングなのではないでしょうか。そういった際に、上司や同僚にこんな言葉を話す人がいたら注意が必要というリストをご用意しましたので、ご査収ください(←これもヤバイ)。

「俺の若い頃は」

もはや代表的な地雷ワードと言っても過言ではない、時代錯誤な自分語りを始める言葉なので、出た瞬間に何らかの理由をつけて逃げる方が良いです。「いくらでも残業した」「男が働いて女が家庭も守った」、、等々のオワコンなマウント言説が続く可能性が高いです。そもそも偏った価値観を押しつけて、むしろ若い人たちから新しいことを学ぶ意欲が感じられません。

「今は変化の時代だ」

何か言っているようで言っていない代表的思考停止ワード。むしろ変化のない時代なんてあったのでしょうか。ビジネスや仕事って、世の中の変化を先取りしたり生み出すことだと思うので、この抽象度で話をしている時点で何も考えていないことが明白です。私が新人だった20年前も同様のことが言われていたが、結局言っている人は会社で新聞読んでるだけだった。

「新人・若手はホウレンソウが大事」

いわゆる報告・連絡・相談というものを総じてホウレンソウと呼ぶのは社会人の常識らしいですが、昭和時代の発想でもあるので要注意です。今は情報ツールが発達してオンラインでログを残せるのに、それをチェックしていない(できない)のはむしろIT不得手だと言っているようなもんです。そもそも、役職や年次の下の人間が一方的にホウレンソウを強要される構造がおかしいことに気付いていない、ブラック体質がある気配がします。

「要点を一言でまとめて」

現場の担当者である若手の意見に対して、本質的理解をしないで済むマジックワードです。むしろ枝葉の部分にビジネスチャンスやトラブルの種が隠れていることが多いのに、それには目を向けずに簡単に処理しようという姿勢です。若手に向き合わずに上役や社内政治に終始している人に多く、信頼関係を構築するのが難しいタイプだと言えます。

「石の上にも三年」

人材育成的な観点で良く出てくるワードです。少なくとも3年は勤めないと大きな仕事はできないという意味です。まったくの時代錯誤というか、背中を見て盗めという徒弟制度的な価値観が感じられるのでヤバイです。今の時代の知の高速道路である様々な情報にアクセスできていない人たちが、年次だけ重ねて多数ぶら下がっている組織である蓋然性が高いため、個人も組織も成長できない場でしょう。

おっさんよ、モダンエルダーを目指せ

おっさんにとっては、なかなか生きづらい社会になってきましたね。自分たちは割と体育会的な上下関係で過ごしてきたのに、今となってはそれらはマウントやパワハラと捉えられてしまう世の中です。価値観の転換点の狭間で、現在の40-50代はどのように若手に接すれば良いか分からない人も多いかと思います。

1つの参考になるのは、モダンエルダーという生き方です。映画『マイ・インターン』に登場する、デ・ニーロ演じるシニアの姿を思い浮かべてもらえれば良いでしょう。若手を上から目線で諭すのではなくフラットな視点で相談に乗ったり、雑用を進んで買って出たり、自らの経験や有能さを行動で示すことこそが尊敬と共感を集めるのです。


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