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分断をやめて共助を育むために猫を愛でる

2021年、あけましておめでとうございます。静かな正月ですね。2020年は世界的にも大変な年になりましたが、個人的にはここ数年はまだまだ影響が残ると読んでいます。

分断を加速させる感染症

2020年は感染症によって混乱が起き、世界各地で分断が大きくなりました。アメリカでは大統領選挙が行なわれ、ヨーロッパではBrexsitから端を発し統治構造が揺らぐといった状況となっています。国内に目を向ければ、7年8ヶ月間も首相を務めた安倍氏が退任して菅新首相が誕生するといった変化がありました。

政治状況の変化は、世情不安に基づいています。感染症に対するスタンス、それら政策に対する是非、自粛と経済のバランス、、様々な情報が錯綜し、個人が意見を持ちつつ過度に不安を煽るような論調が目についています。結果として、個人間の分断が深刻になっているように感じます。そして恐らく、今後もワクチン接種の是非や再流行に合わせて分断が起こることでしょう。

2020年に変えたこと

感染症対策については、個人でできることは手洗い・消毒といった日々の習慣をキチンとすることでしょう。それ以上のことはあまり気にすることもなく、日々マイペースに過ごすようにしています。感染症関連の情報もあまり追いかけることもせず、そういった議論にも参加しないようにしました。

またSNSなどでの情報発信についても、何かを批判したり評論するような物言いは控えるようになりました。むしろ、自分自身がニューノーマルをどのように創っていくかについて、仕事や取組みを通じて実現させていくことが求められている立場だと実感しています。

この国には共助が足りない

どうして分断が起こるのか、それは共助が足りないからです。菅首相が述べた「自助・共助・公助」のうち、自粛のような自助努力と税金に依存した公的支援の間で、我々は不公平と孤独を感じています。とくに都市部の生活においては、単身生活で活動が制限されるような孤立状態に陥っています。ご近所付き合いや地域コミュニティでの助け合いが減っている昨今で、非常事態に対する脆弱性が明らかになっています。

オンラインでのやり取りも、それまでのリアルな関係性があるからこそ成り立つもので、目的型のコミュニケーションだけではなく雑談や偶発的な出会いが我々の暮らしを豊かにしてきたのだと実感しています。何気ない日常こそが貴重なことだったと気づいた人も多いのではないでしょうか。

単身世帯に温もりと交流のある暮らしを

経済合理性のために家族を分断した結果、首都圏をはじめとした都心部には単身向けワンルームマンションが林立するようになりました。不動産オーナーに対しては、大手ハウスメーカーなどが利回りだけでペンシルビルのような無個性な賃貸住宅を提供し、消極的な選択によって街並みが均一化してきています。

地域活性化を生業としている立場として、自らの不動産をモノカルチャー経済に与するようなカタチにするわけにはいきませんでした。そこで、猫が住民やご近所さんとの交流を橋渡しするような、共助を促す仕掛けをスタートさせました。結果として、予想よりも早くこの共助の重要性に気付く時代がやってきて、7月にオープンしたSANCHACOも大きな反響を得ることができました。

さぁ、ニューノーマルを実装しよう

個人的には、実は感染症の影響はさほどありませんでした。むしろ、課題意識を感じていた様々なアイディアに関して、その実装を早めるような作用がありました。今年本格化するであろう低炭素社会に向けた取組みも、そもそもは大学院で研究してきた専門領域ですし、それらをローカル単位でいかに実用化していくかが2020年代の正念場でしょう。

やるべきことは、実は明確です。このまま右肩上がりの成長を目指す経済や構造が持続不可能であると多くの人が実感した以上は、変化の方向性をデザインして時代の価値観をすり合わせていくことに他なりません。我々は分断しているヒマなどないのです。変化を恐れず、ノスタルジーを捨てて、必要な未来をカタチにしていきます。

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猫の地域経済研究所(ネコノミーラボ)

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1977年シアトル生まれ。地域イノベーション企業家。林業合コン、棚田deセグウェイ等の過疎地ビジネスを経て、行政トップの右腕、大学教員と産官学を経験。犬猫が地域に生き残る寛容な社会を目指すネコウヨです。