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鬼滅の刃、NiziProject、あつ森の共通点

映画『鬼滅の刃~無限列車編』が国内興収記録を塗り替えるほどの人気を集めています。原作マンガは累計1億部突破と、本編が最終回を迎えてもさらに過熱していっている状況です。

みんなで協力して共通の目標を達成する

同様にコロナ禍に見舞われた現在の日本社会において、ヒットしているコンテンツを俯瞰するとある法則に気付きます。NiziProjectにしても『あつまれ どうぶつの森』にしても、他者との協力を前提として共通の目標を達成していく、プロセスに参画することがウケているのです。

登場人物が努力してレベルアップする、他者と協力・協調するプロセスを重視する価値観は非常に東洋的であり、結果がすべての西洋的価値観とは一線を画しています。ハリウッド映画のように、ヒーローが登場してピンチに陥りつつも悪を倒すといった予定調和よりも、お互いの関係性やキャラクターの中から新しい展開が生まれる面白さがあります。

ストーリーからナラティブの時代へ

従来のマーケティングにおいては、いかに競合に対して優位性を発揮して市場を占有し、売上げや利益を最大化するかといった発想が主流でした。しかし、人口減少下の定常経済においてこのゼロサムゲームを続けていても疲弊していくことに、誰もが気付き始めています。

むしろ異業種のコラボやマルチチャネルによる展開、商品企画の多様化といった形での生態系を形成していくことが、ビジネスにおいても生き残りの条件となりつつあります。短期的な成功を追い求めるような狩猟型の発想よりも、中長期でのじわじわとした収穫最大化を進めるために土壌を耕し続ける農耕型の発想が求められると言えます。

『鬼滅の刃』は、まだ最高傑作と言われる吉原遊郭編やクライマックスの無限城編がアニメ化されていません。あと数年はこれらが楽しめる戦略は正しいですし、小出しにされていくことでファン同士での交流や多メディアでの情報発信も進んでいくことでしょう。そしてまたその流れの中から新しい動きが誕生していくのです。

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にゃん
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1977年シアトル生まれ。地域イノベーション企業家。林業合コン、棚田deセグウェイ等の過疎地ビジネスを経て、行政トップの右腕、大学教員と産官学を経験。犬猫が地域に生き残る寛容な社会を目指すネコウヨです。

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頭の中の整理用。気の赴くまま徒然に書いています。

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