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経営戦略に社会貢献を取り入れることが利益に繋がる、最新の情勢

『トレイルブレイザー』(開拓者)は、世界最大のCRMメガベンチャーであるSalesForce創始者マーク・ベニオフの自伝的企業経営ノウハウを記した本。とくに社会貢献~CSV~SDGsといった近年の経営戦略の系譜について、自身の経験を踏まえてまとめられています。

SalesForceでは「1-1-1モデル」と呼ばれる、株式の1%と製品の1%、従業員の就業時間の1%を社会貢献に費やす方針を掲げています。それは企業戦略として、株式価値の向上やカスタマーサクセス、従業員の定着といったメリットに転じていると説きます。転職・複業が前提となり、リモートワークが増えるにしたがって、この変化する社会との結び付きをちゃんと実感できるサービスが選ばれる理由となります。

とくに第5次産業革命の主力を担うAIや5Gといった技術を生かすのは、企業価値を真っ当に定義することであり社会への貢献を微調整しながら設計に反映させるプロセスでしょう。企業の“魂”とも呼べるコアバリューを可変的かつブラッシュアップし続ける姿勢こそが、競争優位を築いていく時代なのです。とかく答えを求めがちな偏差値エリートこそ、この「ステークホルダーは地球」という価値観をインストールすべきだと感じました。

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